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画像の引用元:YouTube

アメリカ、ミシガン州のリボニア警察が最近、2020年1月末に撮影された、2歳の男の子が溺れる様子の記録映像を公開しています。最終的には男の子は無事でしたが、溺れる時というのが如何に静かで、如何に目立たないものなのか、よく理解できるようになる映像です。

楽しい時間を過ごしていても、水周りでは決して安全対策を怠ってはならないことを教えてくれる、小さな子供がいる親御さんにこそ見て欲しい動画です。


Police Share Video Of 2-year-old Saved From Drowning As Warning 

小さなプールで、人もたくさんいるのに






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アメリカのミシガン州デトロイト郊外のホテルで監視カメラが捉えた、幼児の救出までの顛末です。撮影場所は、ホテル内のプールです。よく賑わっていて、ざっと見たところで十数人ぐらいの人がいる様子です。


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リボニア警察の編集により、男の子が溺れ始めた瞬間がハイライトされています。


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顔は水から下に浸かったまま、音もなく流されていく様子が撮影されています。
2分後には、男の子の体はすっかり水の下に。至近距離で遊んでいる子どもたちの誰一人として、この溺れている男の子に気付きません。


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幸いにも9歳の女の子が沈んでいる男の子に目を止め、大人を呼んで救出に入りました。
気付いてからは素早かった大人達に、男の子は無事に引き上げられました。しかし、意識は全く無いようで、身体に力も入っていません。


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番組では、緊迫し、混乱した110番通報の録音も流されました。

しかし、素晴らしい偶然があるもので、当時そのホテルでは看護師さんたちの会議が開かれていたのです。運動をしに来ていた看護師さんたちが騒ぎを知り、男の子が意識がないと確認すると、繰り返し心肺蘇生を行ってくれました。

3分間も水面下で溺れていた男の子ですが、警察によると現在は回復しているそうです。

しかし、この子は非常に運が良く、紙一重のところで助かったのです。アメリカでは1日当たり10名の溺死者がいる、と解説が入ります。その為、警察はこの監視カメラ映像を世に出し、溺れるのは一瞬の出来事だということを啓蒙しているのだそうです。

「助けて~~‼」とバタバタもがいて溺れるということはまずない、溺れる時は静かなものだ、とは夏になると毎年どこかしらで聞かされる警告です。それでも半信半疑のところがあったのですが、正に「百聞は一見に如かず」。ぞっとするぐらい静かに、誰にも気づかれずに沈み、その上流されていきました。

レジャーは心から楽しむのが一番ですが、安全への取り組みは、楽しい気持ちの中でも残しておかねばならないのだと教訓を与えてくれる動画でした。




海外の反応


・私にも2歳の子がいるけれど、何があっても絶対に、何らかの浮き具なしでは泳がせないわ。そのうえで、一瞬たりとも目は離さない。今回の件は親がちゃんと見ていなかったのが悪い。運良く助かったけど。

・助けられるまでにどれだけ時間がかかったか! ぞっとする動画だ。

・9歳児がヒーローだね。看護師さん、いつもありがとう。

・大人を呼んだあの子を褒めてあげなきゃ。私も看護師だけど、看護師たちは看護師としての役割を何も考えずに果たした。これも皆が理解すべきことだと思うわ。全員に神の恵みがありますように。誰にも気づかれずに溺れるものなの。観察力の鋭い少女に幸いを。

・ヒーローは9歳児だけど、心肺蘇生を出来たのは看護師さん達だね。

・誰がこんな汚そうなところで泳ぐんだろ。

・善きサマリヤ人って変じゃない? 周りにこれだけ人がいて、誰もこの子を救ったと言える人がいないんだから。脳や肺に損傷がなく、退院できて良かったよ。この子から目を離した両親のことは、お断りだね。恥を知れよ。

・両親か、その時の保護者を投獄しろ。そして2度と子供の世話を出来なくさせるんだ。

声の引用元:YouTube
Writing & Translation:Tama


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