画像の引用元:YouTube
カラフルで大きなくちばしに、ペンギンのような白黒とヨチヨチ歩きが可愛らしいパフィン。産卵期以外は海上で生活する海鳥です。
2019年12月発表の論文で、パフィンが小枝を使って体を掻くという事実が発表されました。小枝で体を掻く鳥は今まで目撃されておらず、道具を使う海鳥も初めてということです。その貴重な証拠映像がこちらです。
Watch a puffin use a stick as a feather-scratching tool
ちょうど良い小枝を拾ったパフィン
オックスフォード大学のアネット・フェイエ博士が2019年12月に発表した論文で、パフィン(Atlantic puffin, ニシツノメドリ)が道具を使うことが発表されました。 2018年に アイスランドのグリムセイ島で博士が撮影した動画の中で、その姿が確認されています。
サイエンス・ニュースで引用された動画は、パフィンが小枝を拾い上げるところから始まります。
小枝を拾ったら、トコトコと歩くパフィン。巣作りでも始めそうに見えるのですが…
小枝を拾ったら、トコトコと歩くパフィン。巣作りでも始めそうに見えるのですが…
小枝で自分のお腹を掻きました! 小枝を便利に活用していますね。自分のくちばしでも十分に届きそうですが…。
非常に自然な動作に見えますが、「野生の動物が道具を使って自分を掻く」事例としては、初めての目撃例だそうです。
道具を使う鳥としては、カラスや、ガラパゴス諸島のキツツキフィンチが知られています。しかし海鳥ではこのパフィンが初めてとのことです。
ごく短い動画でしたが、二重に世界初の画期的な事例とは、凄いですね。研究者の方の、些細な行動を見逃さない探求心に敬服します。
海外の反応
・小枝を体を掻くのに使った時だけ、パフィンの知性を認めるんだよね。小枝で快適な巣を子供たちのために作ることは? これは知性じゃないの?・今日のCNNを見てごらん。パフィンが自分の体を掻くことが発見されて、それは海鳥が道具を使う初めての事例なんだよ。私が言いたいのは、ものを使って巣を作る動物は、そうすることで「道具となるもの」を使ったんじゃないかということ。・生き残りのための本能でやったことじゃないってことだよね。生き残るために必要な行動をとったのではなく、単に便利だからという理由で使った、それが根拠じゃないかな。・で、次はだれが枝をこすり合わせて火をおこすことを教えるのかな?・僕のいるアフリカではないね。・パフィンのパタパタ歩くのをみると、本当に幸せになるなぁ。・鳥が知性を持たないというつもりはないけれど、このパフィンは単に小枝を拾った後、急に体を掻きたくなっただけに見える。普通は体をかがめてくちばしで搔くでしょ。たまたま口に小枝を加えている時に体を掻きたくなったのではないかなぁ。人間がお尻を掻きたくなったけど、手にはビールの瓶を持っていた時と同じ感じ。・掻いているとは言えない。小枝は羽毛の先端にすら、ほとんど届いていない。あほらしい、フェイク・ニュースだ。
声の引用元:YouTube
Writing & Translation:Tama
おすすめ(外部サイト)