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画像の引用元:YouTube

毎年多くの観光客が押し寄せるペルーのマチュピチュ。この世界遺産は今、ある脅威にさらされています。毎日観光客によって持ち込まれる5トンを超えるペットボトルなどのゴミ。このゴミによる環境汚染は深刻で、政府は自然豊かだった以前の姿に戻ろうと動き始めました。

この問題の場所にほど近い街アグエスカリエンテスからAl Jazeeraニュースのリポーター、Mariana Sanchezさんのレポートをご紹介します。


Machu Picchu rubbish crisis threatens UNESCO heritage site


世界遺産を悩ますゴミ問題






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今日もごみ収集を知らせるベルの音が響く中、たくさんのペットボトルが回収されていきます。

旅行者によって持ち込まれる大量のペットボトルやホテル、飲食店から出るゴミが環境破壊などの悪影響を及ぼし始め、UNESCOはマチュピチュの生態系を守るよう2年前から警告を鳴らしているのです。




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この状況を受けて自治体や民間企業が協力してペットボトルを回収、まとめて処分するなど環境に配慮する努力をするようになりました。



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宿泊施設、飲食店から出る廃油はバイオディーゼルに生まれ変わり、小さい工場に寄付するようシステム化されています。

もう一つ、カーボン(炭素)になったものは農業にも利用され、残りは周辺のエコ先進国や自治体の海岸地域に送られます。



地元の人

マチュピチュの自治体や民間企業は努力しているが、やはり旅行者の協力も不可欠だと地元の人々は訴えます。「旅行者にも環境への配慮を心掛けてほしい」




水筒

「マチュピチュへはペットボトルを持ち込むのではなくリユース可能な自前の水筒を持参してほしい。そうすればプラスティックゴミを減らすことができる」

と自治体担当者は訴えているとMariana Sanchezさん。



役人

「我々も周辺各地に給水機を設置する予定です。ホテルやレストランにもプラスティックゴミの削減を努力してほしいとアナウンスしています」とFreddy Mamani市長はインタビューに答えています。

ほかにもレジ袋ではなくエコバックの配布を行うなど地道な努力を展開しているそうです。


「一人ひとりができることを意識して変わっていけばきっとこの危機を脱することが出来る」そうMariana Sanchezさんは伝えています。

これはマチュピチュに限らず人類の遺産を守るために人類全体が意識するべきことなのではないでしょうか。





海外の反応


・エベレストに登るクライマーのようにみんな持って帰らなきゃ。持ち帰らないのはダメ。

・人類の存在自体がこの惑星にムチ打ってるようなものだね。

・すべては金のため・・・。

・この星にとって人類は最悪の種だ。

・人間はゴミになってしまった唯一の動物なのか?

・旅行者の人はマチュピチュの山にごみを捨てないで。持ち帰ってホテルなりゴミ箱に捨てるべきよ。

・ペットボトルの廃材と砂、セメントを混ぜてエコなブロックを作ることができるよ。微々たるものかもしれないけど環境保全につながると思うんだ。同じような危機が迫る他の地域でもね。


声の引用元:YouTube



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