土星の周りにある輪っか

宇宙にはたくさんの星があります。そんな数え切れないほどたくさんある星の中で、「見た目を連想してください」と言われたときに、見慣れた月や太陽、私たちが存在する地球の次に連想しやすいのは、その特徴的な輪っかが存在する『土星』でしょう。

しかし、そんな土星の周りにある輪っかはいったい何なのか…その存在の正体はご存知でしょうか?

とても有名だけどあまり知られていない、土星の周りの輪っかの正体を紹介します!

土星の環


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土星の周りにある輪っかのようなもの…人類が名づけた正式名称を『土星の環(わ)』といいます。

とても小さなものから数メートル以上あるものまで…大小さまざまな大きさの物質が混合しています。

そのほとんどは水で出来た氷で、その他に塵や少量のほかの物質が混じっています。

人類で最初に土星を見つけた人物



人物で最初に土星を発見したのは、ガリレオ・ガリレイといわれています。

ガリレオ・ガリレイ


ガリレオ・ガリレイは、イタリアの物理学者、天文学者、哲学者。 パドヴァ大学教授。、ロジャー・ベーコンとともに科学的手法の開拓者の一人として知られており、その業績から天文学の父と称された。

ガリレオは、土星の環を見て「土星には耳がある」と言ったそうです。これは、当時の防衛恭賀今ほど発達しておらず、環に見えなかったのでそう表現したそうです。

環の層


土星の環は、単に回りに色んなものがある…のではなく、いくつか層が連なっています。

NASA 土星

NASAが公表しているこちらの画像。

確かに幾層も連なっていますね。

その層の数は、最新の研究では30以上も存在することが判明しています。

このたくさんの環は、それぞれが独立しており、違う速度で土星の周りを回っているそうです。

なんとその層の全長は約30万キロメートルだとか!

しかし、たくさんあるこの層ですが、実は厚さは数十メートルしかないのだそうです。

土星の環はどうして出来た?

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これらのたくさんの土星の環は、土星の衛星が彗星の衝突によって砕けたものでは?といわれています。

また、最新の研究によって土星の衛星は、この環から生まれると判明しました。

他の惑星の衛星がこの環に衝突することで土星の重力を受けて軌道にのり、新しい衛星になるのだそうです。

土星の環には生命が存在する可能性が!


土星の環には生命が存在する可能性が

土星の環には様々な衛星が存在しており、その中の一つに『エンケラドゥス』と呼ばれる衛星があります。


エンケラドゥス


エンケラドゥス は、土星の第2衛星。直径498 km、土星からの距離は約24万km、土星の周りを33時間ほどで公転している。生命の可能性を持つ衛星として知られる。エンケラドス、エンセラダスとも称される。 1789年に天文学者ウィリアム・ハーシェルによって発見された。

『エンケラドゥス』には、水蒸気と氷が存在しており、海が存在することが判明しています。

生命が存在する条件が整っており、生命体が存在する可能性がとても高い…といわれています。


まだ地球の衛星である月に行くことさえ一大プロジェクトな現状では調査はとても難しいですが、いつの日か、そんなに遠くない未来にこの土星の環から生命体が見つけられるかもしれませんね。



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